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竹トンボのつくり方

府中町ゼミ・三原先生の手ほどき

2026年10月30日|随想|ものづくり


竹トンボは、日本の伝統的な手作りおもちゃのひとつ。材料は竹だけ、道具はナタとのこぎりがあれば、だれでも作れます。府中町ゼミで三原先生の指導のもと実際に取り組んだ手順をご紹介します。


部品は二つだけ

竹トンボは 「羽」 と 「棒(軸)」 の二つの部品でできています。ここでは、肝心の「羽」のつくり方を説明します。


① 竹の板を切り出す

まず、太い竹をナタで割って、薄い板を切り出します。ナタを当てて木槌などで叩くと、まっすぐ割れやすくなります。


② センターを決めて、棒を入れる穴をあける

切り出した板の中心(センター)に、棒(軸)を通すための穴をあけます。穴の位置がずれると回転のバランスが崩れるので、左右の端から等距離の点を正確に決めましょう。


③ のこぎりを入れる目印の線を引く

穴の左右に、のこぎりを入れる目印の線を引きます。穴の左を A線、右を B線 とします。線の間隔はおおよそ 10〜15mm。板の表裏両面に線を引いておきましょう。


④ 斜めにのこぎりを入れ、ナタで削ぎ落とす ← ここが最大のポイント!

ここが竹トンボづくりの「肝」です。完成した羽をヘリコプターのプロペラのように上から見るとこうなります:

軸 A B C D A面の羽 対角線 B→D 方向に薄く残る A B C D B面の羽 対角線 A→C 方向に薄く残る(逆向き)
上から見た羽の図。斜線部分が削り残す「羽」。A面とB面でねじれの向きが逆になる

この「逆向きのねじれ」があるから、回転したとき空気を押して上に飛び上がります。

【第一段】のこぎりで切れめを入れる(計4か所)

A線・B線それぞれの表と裏から斜めにのこぎりを入れます。板の角(コーナー)に向けて斜めに入れるイメージです。

【第二段】ナタで削ぎ落とす

のこぎりの切れめをガイドにして、板の端の方向からナタを入れ、対角線以外の部分を削ぎ落とします。A面・B面をそれぞれ片側ずつ行います。

ナタは必ず「両刃」を使ってください。片刃のナタでは、うまく削げずに割れてしまう場合があります。

⑤ やすり・カッターナイフで仕上げる

ナタで削いだ後、やすりやカッターナイフでさらに薄く削って仕上げます。

羽は薄いほどよく飛びますが、薄くしすぎると割れてしまいます。
コツ:最初は多少厚めに残しておき、飛ばしながら少しずつ削って仕上げていくのが安全です。まず見本を一本作って、それに合わせながら進めるのがおすすめです。

⑥ 棒を差し込んで完成

穴に棒(軸)を差し込んで完成です。ゆるい場合は木工用ボンドで固定します。


飛ばし方

棒を両手のひらで挟み、前に押し出すようにして回します。右手を前に出すように押すと、上から見て反時計回りに回転します。手のひらがすべらかに動くほど、高く飛びます。

最初はなかなかうまく飛びませんが、何度かやっているうちにコツがつかめてきます。ぜひ挑戦してみてください!

※ 府中町ゼミ(2026年10月)での実践にもとづきます。三原先生に感謝申し上げます。

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