人生グラフ

八分野の解説

姓名から出る十二の数のうち、どの二組を重ねるかで、見える人生の場面が変わります。仕事の飛躍、財運、独立、受験、結婚と離婚、夫婦の愛情、人生最大の危機、病気。八つの分野それぞれの読み方と、牧正人史先生が遺した実例を一つずつたどります。

典拠:牧正人史『姓名(なまえ)』第3章「自分自身の未来を予知する——人生グラフ」pp.144–174

あなたの名前で見る

日常で名乗っている姓と名を漢字で入れてください。画数は原典の字画表から自動で入ります。字画表にない字があるときは、下の画数の欄に数字で入れてください。各分野のページに、あなたの名前から組まれる二本の人生グラフが示されます。入力した名前は、この画面の中だけで計算され、どこにも送られません。

画数について:姓名科学では、旧字体の画数を用います。字画表は、新字体で入れた字も旧字体の画数で数えるようにしてあります(例:継は繼の20画、恵は惠の12画)。ただし部首は字形どおりに数え、さんずい(氵)を「水」の4画に読み替えることはしません(例:清は11画、洋は9画)。字画表にない字をご自分で調べて入れるときは、辞林などの漢和辞典で旧字体の画数を確かめ、部首も字形どおりに数えてください。

共通の読み方

八分野すべてに通じる、人生グラフの基本

二本の棒

どの分野も、十二の数のうち二組の組合せから描かれる二本のグラフを重ねて読みます。破線で描かれる点棒は「環境」、つまり周囲や相手、置かれた状況の側から自分に向かってくる力です。実線の実棒は「感情」、自分の内側から出てくる意欲や、物事をさばく力です。一本の縦棒は、その一年のうちに動いた幅(最低点から最高点まで)を表します。

一本の棒が表すもの

棒の上の年齢は、その誕生日から次の誕生日までの丸一年を指します。棒の上端はその一年の最も盛んな点、下端は最も衰えた点です。棒が中心線より高い位置にあれば、本人の能力にプラスアルファの力が加わった活動と成果が約束され、低い位置にあれば、能力が十分に発揮できない時期を意味します。

棒の長さにも意味があります。長い棒の年は変転性と躍動性が強く、短い棒の年は渋滞性と安定性が強い一年です。

図を索引で引く

二つの画数の組合せごとに、巻末付録の人生グラフが一枚決まっています。索引を引くときは、小さい数を前にします。21と13なら13—21、42と36なら36—42の図です。本書の例では、29—31の組合せが巻末の501図にあたります。このサイトのデータでも、29—31は501図になることを確かめています。

一枚のグラフだけでは判断しません。たとえばⓂⓃの組合せだけでは積極的な恋愛性しか分かりませんが、ⓅⓆの組合せを加えると、相手に好かれる環境が分かります。原典はいつも二枚を組み合わせて読むよう求めています。

高さより向き

縦軸は0点から100点、50点の中心線より上か下かで、力の余裕と不足を見ます。けれども本書の実例が一貫して教えているのは、位置の高低よりも「上昇に向かっているのか、下降に向かっているのか」を見きわめることです。高い位置にあっても下降の途中なら用心し、低い位置でも底を打って上を向いたなら、それは好機の入口です。

陰きわまって陽転する

底をつけて反転する時期は、独立、受験、財運、病気からの快復など、多くの分野で最大の転機になります。本書は、大きな成功を収めた人の転身が、しばしばこの反転期に重なっていると指摘しています。

グラフを読む四つの型

原典は、実例に入る前に、覚えておくべき四つの基本の型を示しています(pp.139–143)。

苦境を脱して好転する型

はじめは両棒とも中心線のあたりで順調です。やがて実棒が急に落ちて難しい問題が起こりますが、点棒が盛りにあれば環境に守られます。その実棒の急落が長い低迷の走りとなり、両棒そろって急落する大底で受け身の苦難期を迎えます。苦しい低迷にも慣れて夢を持たなくなったころ、突然良い話が来て、苦境から引き出されます。とくに点棒が上に伸びていれば、他からの引き立てや支援が期待できます。最後に両棒が急上昇して高い位置に達すれば、快適な毎日が約束されます。

連続ヒットのできる型

点棒と実棒が交差しながら、大勢としては上昇に向かう型です。姓名の中に反相性の画数が多い人にはっきり表れます。点棒と実棒が盛りと衰えの両極端に離れやすく、一方が快調に進むと、もう一方に無理がしわ寄せされます。一方が盛りを過ぎると、突発的な急落が起こります。しかし、どちらかが上昇して他方の下降を支えている時期は、上昇の力が数倍にもなって大きな成果をあげます。共に上昇する時期には完全相性の倍の力が働き、反発期に入ると同じだけのマイナスが表れます。世にいう苦労人の成功者に多い型で、激しい環境の中で力をふるううちに、次々と成果をあげていきます。

エスカレーターのような型

点棒も実棒も、ゆるやかに下降してからゆるやかに上昇する「なべ底」の形です。エスカレーターで降りるように、気がつくと周囲の情勢がすっかり変わっています。商店にたとえれば、ぬるま湯のような経営をしているうちに周りに大きな店が建ち並び、いつの間にか得意客が減っている衰退の時期です。その後、特に良いこともないのに、近くに団地ができて客が増え、販売の態勢がすっかり整っていた、というような変化が上昇の時期にあたります。

エレベーターのような型

苦境を脱する型に似ていますが、高い位置で安定していた点棒(生活環境)が急速に落ちるところに特徴があります。しばらくは実棒(生活処理力)が上昇して支えますが、やがて両棒とも下降して底をつきます。このような急な悪化は、火事や災害、保護者や協力者との絶縁など、それまでの生活を一挙に百八十度変えるような出来事として現れがちです。その後、実棒の飛躍的な伸びは、まったく新しい環境で意欲的に活躍することを示し、点棒も底をついて実棒と共に急速に好転します。高い所から見る見るうちに下がったかと思うと、間を置かずに急上昇し、昔以上の新しい態勢へと挽回してしまう型です。

二本の関係で読む

読み
両棒そろって上昇追い風。何事も進めやすい時期。
両棒そろって低位・下降危機。離婚、資金難、不合格、発病などが重なりやすい。
点棒が上がるなかで、実棒が底から反転飛躍の兆し(逆の組合せもある)。
点棒は低迷、実棒だけが高い環境の悪さを意欲で支えている状態。実棒が頂点を打って下がり始める時が崩れやすい。
点棒は高い、実棒が低い周囲は整っているのに気持ちが伴わない。病気の分野では突発的な事故・災害に注意。

半年単位の推定

棒は一年分の幅なので、その年の前半と後半のどちらで動いたかは、翌年の棒で推定します。翌年の棒が下降していれば、その年は後半から下降した、翌年が上昇していれば後半から上昇した、と見ます(石原裕次郎さんの例)。

どの名前で見るか

実際に日常で名乗っている名前で見ます。芸名であっても私生活で使っていればその名で見ます(岸洋子さん。本名は小山洋子)。一方、離婚のように私生活そのものの問題は戸籍名で見ます(高倉健さん=小田敏政、江利チエミさん=小田智恵美)。姓のない皇族方の場合、本書では姓の位置に「継」(20画)を置いて分析しています。

名前が変わったとき

結婚や改名で名前が変わると、人生グラフも変わります。旧姓のグラフが実生活に影響を残す期間は、20代なら結婚後満2年、30代なら3年とされています。この期間は新しい生活の土台をつくる、非常に貴重な歳月です。

二人で見る

結婚・離婚・夫婦生活の分野は、本人だけでなく相手のグラフを並べることで、事情が立体的に見えてきます。事例の年齢はいずれも満年齢です。

十二の数と、本書での呼び名

本書に出てくる呼び名
精神面Ⓜ Ⓝ Ⓟ ⓆⓃ 愛情思念 Ⓠ 思考環境(考える問題)
経済面Ⓢ Ⓣ Ⓞ ⓇⓈ 所得活動 Ⓣ 家庭貯蓄
社会面Ⓤ Ⓥ Ⓦ ⓍⓊ 社会感情 Ⓦ 社会環境(社会の評判) Ⓧ 家庭環境

namemaster の十二分野との関係

namemaster は原典の鑑定シートにならい、健康・社交・所得など十二分野を内線(実線)と外線(破線)の二本で示します。3章の八分野は、このうちの二本を選んで重ねたものです。ただし組み方は一対一ではありません。

愛情・勝負の二分野は、namemaster の内線が3章の実棒に、外線が点棒にそのまま当たります。一方、社交・所得・幸福の三分野では逆になり、namemaster で内線(実線)の組が、3章では点棒(破線、環境)として読まれています。病気は、所得の内線と蓄財の外線という別々の分野の線を組み合わせています。各分野のグラフの下に、namemaster 上の対応する線を示しました。

分野と組合せの一覧

分野点棒(環境・破線)実棒(感情・実線)
仕事の飛躍Ⓡ—Ⓦ 環境性Ⓢ—Ⓤ 処理感情
財運Ⓞ—Ⓡ 経済環境(支出)Ⓢ—Ⓣ 経済感情性(収入)
独立Ⓡ—Ⓦ 職業環境性Ⓢ—Ⓤ 職業感情性
受験Ⓟ—Ⓠ 環境性Ⓜ—Ⓝ 感情性(処理力)
結婚・離婚Ⓟ—Ⓦ 環境性(好かれる)Ⓜ—Ⓤ 感情性(愛する)
セックスⓄ—Ⓠ 愛情環境性Ⓣ—Ⓝ 愛情思考性
人生最大の危機精神 Ⓟ—Ⓠ/経済 Ⓞ—Ⓡ精神 Ⓜ—Ⓝ/経済 Ⓢ—Ⓣ
病気Ⓡ—Ⓦ 社会環境Ⓞ—Ⓧ 家庭環境
十二数の算出式と、本書の分析図との照合

姓の字数を k、名の字数を m とすると、上の点(霊数)は 4−k 個、下の点は 4−m 個、いずれも1画ずつ置かれます。本書の分析図15名分から次の関係を読み取り、全員で照合しました。

全画数の合計上点+姓の合計
名の合計+下点Ⓞ+上点
Ⓞ+下点Ⓜ+Ⓝ
姓の最後の字+名の最初の字Ⓡ−Ⓣ
1+名の最初の字Ⓡ−Ⓤ
Ⓞ+1Ⓡ−1

原典の校正記録

箇所原典の表記根拠
受験 加藤木守さんの分析図 Ⓢ21(上段18+下段3)28(上段25+下段3)同じ図のⓇ38・Ⓣ10・Ⓥ31と整合。上段の式は NAMEMASTER.xls の3字姓の実例で確認済み
人生最大の危機 横井庄一さんの総合判断 Ⓥ本文「Ⓥ25画」24画分析図の印刷値・算出式ともに24
人生最大の危機 横井庄一さんの総合判断 7画・30画の点数7画=25点、30画=28点7画=28点、30画=25点原典28〜29頁の数意数値表。二つの点数が入れ替わっている
財運 図14 柴田清秀さんの実棒巻末図355(索引14-41)の形巻末図72(索引16-20)巻末原図との目視照合。本文の記述も図72の動きと一致