牧正人史先生は、両親や兄弟姉妹との相性まで含めて命名するのは大変な苦労を伴う作業であり、人の一生にかかわることだけに、頼まれても軽々には引き受けられない、と語っておられました。
このページは、その作業の計算の部分だけを受け持つ研究用の道具です。並ぶ候補は考えるための材料です。名前の響きや字の意味、家族の思いを重ねて、時間をかけて決めてください。
一 名前をつける人
画数は旧字体で数えます。字画表は新字体で入れた字も旧字体の画数で数えるようにしてあります(例:継は繼の20画)。ただし部首は字形どおりに数え、さんずい(氵)は3画のままです(例:清は11画)。字画表にない字をご自分で調べるときは、辞林などの漢和辞典で旧字体の画数を確かめ、その姓名の全部の字の画数を数字で入れてください。
二 家族の名前
原典は、両親の十二の数と反相性になる数が、子の十二の数に入らないよう求めています。反相性は、第2章の定義どおり2倍・8倍、2分の1・8分の1の数で数えます(二人のⓂどうしは数えません)。兄弟姉妹も加えられます。候補ごとに、家族一人ひとりとの相性度(共昇期・反発期)も出します。姓と名の間は空白で区切ってください(例:中村 一郎)。
「印を付けて残す」は、家族との相性より、望む方向を優先して考えたいときのためのものです。
三 どんな人生を望むか
「望む道」を選ぶと、原典第4章の「最も効果をあらわす画数一覧」にある、その道に特徴のある画数が十二の数にいくつ入るか、そして原典が特に力を発揮するとする位置に入っているかを数えます。
四 候補の画数
行を押すと、下に詳しい内容が出ます。数の背景は、金色が40点以上、朱が10点以下。朱の枠は家族との反相性、紺の下線は望む道に特徴のある画数です。□の記号は原典で重要点とされる数です。
五 考えている名前を確かめる
原典の命名の考え方
原典第4章は、まず命名したい子の姓名分析図を作り、両親の十二の数とその反相性(第4章では2倍した数と2で割った数、第2章の定義では8倍・8分の1も含む)を書き出して、それが子の十二の数に入らないよう気をつけることから始めます。同じ数が二組以上ある名前は個性が強く、勝負に強い人になるとされ、名前の中で反発し合う数は避けるよう注意されています。
男児の場合は、精神面(Ⓝ Ⓟ Ⓠ)を犠牲にしても、職業面(Ⓤ Ⓥ Ⓦ Ⓧ)に良い数をそろえることが第一とされます。女児の場合は反対に、職業面を犠牲にしても、精神面(愛情面)のⓃ Ⓟ Ⓠに良い数が来るようにします。女児のⓊは結婚しても変わらず、Ⓦは玉の輿にのる数とされます。どちらの場合も、Ⓢ Ⓣ Ⓞ Ⓡは重要点です。
手順は、最初にⓇ(姓から決まるⓂと下段の補数の和より大きい数)を選び、そこからⓃ・Ⓞ・Ⓦ・Ⓧ、さらにⓅ・Ⓠが機械的に決まります。次に名の頭の字の画数(ロ)を選ぶと、Ⓣ・Ⓤ・Ⓢ・Ⓥが決まります。原典はこれを何度も試しながら、よい数がそろうまで繰り返すよう勧めています。このページはその試行を、あり得るすべての組合せについて一度に行います。
原典の命名シートは2字姓・2字名の型で書かれていますが、上段と下段の補数(点の数)を字数に合わせて置き換えれば、同じ式が姓1〜3字・名1〜3字のすべてに当てはまります。このページはその一つの式で計算しています。
改名の場合、戸籍名は変えられないため、改名による実質的な変化は70%にとどまり、戸籍名の影響が30%残るとされます。改名の影響が表れるのは、20代で2年後、30代で3年後です。結婚による改姓も同じです。
原典第4章の後半には「最も効果をあらわす画数一覧」があり、政治家・実業家・医者・弁護士・芸術家・スポーツマンから、良妻賢母・玉の輿・経済的に恵まれた一生まで、23の分野ごとに特徴のある画数と、それが特に力を発揮する位置が挙げられています。例に挙げられた人名の後の数は、その人の十二の数のうち特徴のある画数がいくつあるかを示すもので、このページの「望む道」の個数と同じ数え方です。
典拠:牧正人史『姓名(なまえ)』第4章「人生のすべてが決まる命名・改名のポイント」pp.178–192